ニューヨーク在住のゴスペル音楽プロデューサー打木希瑶子が自身の虐待被害経験を元に企画。
打木は2004年、結婚のため11歳の息子と渡米。しかし、夫となったアメリカ人ゴスペルシンガーが、結婚後DV加害者と豹変。海外で思わぬ事件に巻き込まれた打木は、鬱病に悩まされるようになり、プロデュース業を休止。一時はホームレス生活であった。鬱病のカウンセリングを受けながら裁判で元夫と闘ううち、DV加害者は元被害者である可能性が高いことを知り、まずは子ども達のDV被害者を無くさなければいけないと考え、活動を開始。
ニューヨークではDV被害者としての講演やカウンセリングなどを行いながら、2009年から日本のオレンジリボン運動をサポート。2011年からは、プロデューサーとしての才能を生かし、ゴスペル音楽を通してDV撲滅を訴える活動を開始。この企画の名称を「オレンジゴスペル」と名付け、日本全国の有志と共に毎年、全国ツアーを行っている。
「虐待を止めよう」「虐待を通報しよう」だけでは子ども虐待は無くならない。虐待が起こる原因を知り、今すぐ一人一人に何ができるかを具体的に伝えている。「合唱のように子育てはみんなで!」をメインテーマに掲げ、「日本のお節介文化を復活させよう!」と各会場で呼び掛けている。音楽と社会貢献がセットになった企画。これまでになかった全く新しい社会貢献活動のスタイルがニューヨークから日本へ上陸し、全国に広められている。
打木 希瑶子Kyoko Uchiki
オレンジゴスペル発起人
中村 華子Hanako Nakamura
オレンジゴスペル事務局長
プロセス・カフェ代表
ゴスペル音楽は「愛」を伝える音楽です。
いくら世の中が便利になっても、時代が変わっても、人間は「愛」がなければ、心が渇いてしまいます。残念ながら「愛」は目に見えず、お金で買うこともできません。なぜなら、それは人間の魂に宿るものだからです。子ども虐待防止のために、さまざまな仕組みが多くの人の手を借りて整えられています。
しかし、いくらシステムが整っても、そこに「愛」がなければ機能しません。また、根本的な解決にはなりません。
「愛」とは何なのか、「愛のある社会」とはどういうものなのか。ゴスペル音楽とそこに込められたメッセージから、多くの人たちが「愛」を知り、愛に満たされ、魂に愛が宿ることでしょう。それこそが、子ども虐待防止問題の解決に必ずや役立つと私たちは信じているのです。ニューヨーク・ブルックリン出身のゴスペルアーティスト、Danny Eason(ダニー・イーソン)が作詞・作曲。
東日本大震災を機に、木下航志と有志で録音した「Don'tGiveUp」を世界中にオンライン・リリース。
集まった寄付金はNYの日本総領事館に届けられた。同年11月にはオレンジリボン運動支援イベントとして、自ら日本で初ワークショップを開催。その後、オレンジゴスペルへの応援ソングとしてイベントの最後に会場全員で合唱するようになった。
イーソン氏は1992年、当時は珍しかった市民クワイアを結成。7名のメンバーが翌年には120名以上のマス・クワイヤーとなった伝説的クワイアのリーダーである。その後はニューヨークを離れて、カナダやアメリカでゴスペル・ソングライターとして活動中。
日本全国・海外から「お節介」な日本人が集結。
有志によるバーチャルDon't Give Up クワイアーが誕生し、この動画ができました。
この応援歌が、全国で頑張っているお父さん・お母さんたちに届くことを願います。