オレンジゴスペルにご来場いただいた多くの方から、毎年たくさんのメッセージが寄せられています。
子どもへの虐待防止やDV(家庭内暴力)など、ふだん扱われづらいテーマだからこそ、大変貴重なメッセージばかりです。
ご紹介するのは、ほんの一部ですが、さまざまなお立場の方々の声をお聞きください。
オレンジゴスペルのメッセージが、しっかりと伝わり、
『ひとりでも多くの人に、子ども虐待について考えるきっかけを持って欲しい』という思いの場として、社会に伝えられていることを感じていただけたら幸いです。
※個人情報がわからないよう、具体的内容がないもの、もしくはそれらを削除したもののみから、一部を掲載しております。
子ども虐待防止運動のためのコンサートだと聞き、暗そうなイベントだったらどうしようと思いながらも、気になっていた社会問題だったので恐る恐る参加しました。が、行ってみて驚きました。ニューヨークからのゲストの歌には圧倒されました。また、日本の出演者の皆さんも本当に素晴らしかった!こんなに素晴らしいコンサートが、こんな価格で・・・と申し訳ない気がしました。お話もとても分かりやすく、子ども虐待をなくすためには、大人全員で子どもを守らないといけないと実感できました。男性が会場にあまりいなかったので、もっと男性に参加して欲しいと思いました。
ニューヨークで以前聞いた素晴らしいゴスペルが地元で聴けるということで、友人と一緒にオレンジゴスペルに行きました。私は元夫とDVが原因で離婚しました。会場でのお話や音楽は素晴らしく、予想をはるかに超える良いイベントでした。大人の私でも夫からのDVは辛く、トラウマを抱え続けています。自分に何かできることはないだろうかと思っていたので、イベントの中でのお話もとても為になりました。さっそくオレンジリボンのサポーターになりました!またオレンジリボンが地元で開催されるときは、足を運びたいと思います。
DV被害者の多くはトラウマを抱えながら生きています。自分も同じ過ちを犯すのではないかと心配して、子どもを産みたくない・結婚したくないと考える人もいます。しかし、被害者としての体験は悪いことばかりではありません。彼女のように、自分の体験を生かせる人もいるのです。彼女は新しいパートナーも見つかり、虐待防止の活動にアクションを起こし、被害者を増やさないためにオレンジゴスペルの活動に参加していく意思表示をしてくれました。(打木プロデューサー)
ニューヨークから本場のゴスペルの方が来るということで、友人に誘われて参加しました。それに、ずっと子ども虐待のニュースに心を痛めていましたので、何か役にたてることがあるかもしれないという思いもありました。今まで「虐待するならば産まなければ良いのに」と加害者の親たちに怒りを持っていました。でも、オレンジゴスペルの中で打木さんが「誰でも加害者になる可能性がある」と話していたのを聞いて、ニュースで報道されていた虐待の報道は特殊なケースであることを知りました。私も同じ状況に置かれたら、子どもを虐待してしまうかもしれないと思うと、他人ごととは思えなくなりました。また、そんな思いをして親が私を育ててくれたのだと思うと、感謝の心も生まれました。参加して、とても良かったと思います。音楽も素晴しかったです。メッセージだけではなく、コンサートと一緒に行われていたことが凄く良かったと思います。
人間を一人育てるということは、容易いものではありません。親がいて当たり前、大人になれることが当たり前ではないのです。自分が子どもを産んでみて親の苦労がやっと理解できるようになる人は多いのではないでしょうか。オレンジゴスペルの最大の特徴は「一流の音楽」が用意されていることです。「ニューヨークの一流のゴスペルは凄いな~!でも、あれは何のイベントだったっけ?」と、ついでにメッセージを思い出してくださる人が増えていけば、社会全体が変わると思います。(打木プロデューサー)
友人が出演するということで、子どもを預けてオレンジゴスペルコンサートに行きました。ニューヨークからのゲストの歌唱力には圧倒され、本場から来た人は違うなあと感動しました。打木さんのトークは非常に興味深く聞きました。彼女自身がDV被害者としての経験をもっていたとは驚きました。また、アメリカと日本の子育て事情の違いを聞いたときは「なるほどな」と思いました。日本にいると気づかないことが色々あります。打木さんのように海外で子育て経験のある方のお話は、日本にいる私達と目線が違うので非常に役立つと思いました。子ども虐待防止運動というと、悲しい運動のイメージがありましたが、オレンジゴスペルに参加して変わりました。とても楽しかったので、今度は子どもと一緒に参加したいです。
「子ども虐待防止」というと暗いイベントだと思って、お子さんを預けて参加される方もいるのだなと気づかされたコメントでした。日本の虐待加害者の多くは「孤独」です。「みんなで子育て」をテーマに掲げながら、「あなたは一人ではない」というメッセージを、オレンジゴスペルから全国の子育て従事者に発信していきたいと思います。オレンジゴスペルは、お子さん連れの参加はウェルカムです!(打木プロデューサー)
子育て中の母親です。オレンジリボン運動のポスターがあちこちで貼られる時期が、私は大嫌いです。子どもを虐待している母親がいないか、みんなが犯人探しをしているように思えて、ドキドキするのです。ニューヨークからゲストが来て本場の歌を聴かせてもらえるということで、オレンジゴスペルには興味が湧きました。ゴスペルのワークショップなどを良く見かけるのですが、自分が歌いたいわけではなかったですし、リーズナブルでプロのコンサートを見ることができる機会は地方ではありませんでしたから。オレンジゴスペルコンサートでは、日本の色々な方が歌ってくださって、そのうえニューヨークからのゲストの歌も聴くことができて、どちらも本当に素晴らしかったです。そして打木さんが「今日の会場の中で“私の子育ては完璧だった”と思う人手をあげてください。ほら、誰も手をあげないでしょ?完璧な親なんていないんですよ!だから皆で子育てしないと子どもが可哀想なのよ」と笑って話されたとき、緊張の糸がほぐれました。会場にいた方々も子ども連れの私にとても親切にしてくださいました。勇気を出して行ってみて良かったと思います。
オレンジリボン運動のポスターが母親を追い詰めていることを知らされ、非常に考えさせられたメッセージでした。実はオレンジゴスペル立ち上げ当初、同じご意見をある子育て支援活動家の方にも言われたことがあります。「オレンジリボン運動は、親を追い詰める運動だから」と言われ、賛同していただけませんでした。オレンジゴスペルのメッセージは「みんなで子育て!」「日本のお節介文化の復活を!」です。オレンジリボン運動が、さらに子育て従事者を孤立させる運動にならないように、オレンジゴスペルは支援していきたいと思っています。(打木プロデューサー)
ある企業の社長さんのコメントです。この方が見に来てくださったことから、オレンジゴスペルは企業や男性に関わってもらうべきだと考えるようになりました。 (打木プロデューサー)